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今、を感じられること
日々のこと では
日常のちょっとこれいいな、も書いていけたらいいなと思っています。
先日秋の始まりに、メイクレッスンに行ってきました。
今年からシーズン始めに行くようにしていて二回目。
リップカラーだけは毎シーズン気にしていたけれどそれ以外は…?
毎週ほぼ全身黒タイツの様なウェアでトレーニングをしている私。
左右の背景もばっちり映るような大きな鏡で自分の全身を遠くから見る機会が増えたら
あれ?と顔まわりに違和感を感じることが増えてきた。
以前にコラムで書いた、服を着て感じた違和感より全身タイツの方がより顔まわりにフォーカスされる。
でもそれは、向き合っていなかっただけで
30歳を過ぎたあたりから薄々感じていたこと。
自分の思っている自分と周りから見えている自分に差を感じるようにもなっていた。
写真を撮られてあれ?とか
黒が似合わなくなってきたな、とか
子供達からのずばりな指摘とか。
母親業がメインの今、「おっかさん感」がすぐに出てしまうことも気になっている。(現在進行形)
年齢を重ねるほどに、自分にはこれが似合うなと同じようなものを選びがちで、あれこれ試す気力や時間も若い時ほどはなかったり。
これはカウンセリングをしていてスキンケアにも通じるなと思う。
日々確実に年齢を重ね、たくさんの役割と顔を持ち濃い日々を過ごしている今。
自分が満足することも大切だけれど、どこにいても居心地の良い自分でいられたらよりいいなぁと思う様にもなった。
周りからもなんかいいね、素敵だねって言われたらヴェールがかかってまた美しくなれるのが女性。
居心地の良さは周りにとっても心地よいことが多く、褒め言葉にもすんなりと繋がる様に思う。
今の自分を知る為に、客観的に言ってくれる人も大切にしたい。
(注。時には厳しく、お世辞はなしできちんと日々の中で見た目に変化のある人やプロの意見に耳を傾けるのがポイントだと思う)
きちんと落とすことを大前提としてブランドの垣根はあまり作らず、「今っぽさ」を宿しているものを選ぶこともおっかさん感や違和感の調整には効き目を感じる。
「今」をその人から感じられること。
それは女性の美しさには欠かせないことだと思う。
何年も同じ色、質感はもはや化石。
他人からの距離で自分を遠くから日々見てみる。
鏡から距離を置いてメイクする。
遠目で見て洋服を決める。体のラインを見る。
書くとたくさんあるけれど、毎日できるちょっとしたこと。
そして時折、周りの意見やプロの手を借りながら今にフォーカスしてみる。
見せ方の更新が大人は自分が考えている以上に一歩引いて、頻繁に必要なんだなとメイクレッスンに通い始め感じている。
月に一度会う60代の素敵なおばあちゃんがいる。
仕事関係で知り合った美意識の高い方なのだが、私の見た目に毎回助言を下さり私も意見を求められる。更新にぬかりない。
不思議なのがオフのすっぴんの日でも100メートル先から目を引くこと。
日々更新をしていると素顔も佇まいも磨かれるのかもしれない。
更新する日々を楽しむ、その表情や姿勢が。
「今」を知り、自分にはない視点で提案してもらう。
それは新鮮で時には襟を正されてなによりも、楽しい。
たまに貴重な一人時間ができたらそんな過ごし方も良いなと思う。
今シーズンに新しく投入したのはトップの写真左二つ。
インスタグラムに少し「私の場合」を詳しく載せてみました。
ご興味のある方はそちらも。