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何がしたくてそこにいるのか
NHK朝ドラのセリフ。
「幸せは結果ではない。ワクワクして夢に向かって頑張る時間、それが幸せってものじゃないのか。指くわえて待っていても幸せは訪れない。」
次男のサッカーの試合の帰り道、このセリフを目にした。
今日大事なテニスの試合に負けたばかりの長男のことを思いながら歩いていた。
まだ10歳の息子はどうだろう。
振り返って思うことはあれど、渦中にいるときはなかなかそんな風に思えなかったりする。
でも、
指をくわえてあなたは待っていたわけじゃない。
大丈夫、きっと大丈夫。
帰宅すると、負けた試合を冷静に分析している長男の姿があった。
悔しくて号泣していたと聞いていたから心配していたけれど、やっぱりあなたはただそこにいたわけじゃない。
度々思い出す、ホラン千秋さんという方のインタビューがある。
「思い通りに行かなくても
その時になりたい自分を目指していることに変わりはないし、
新たに手にした選択が次の道に繋がることもある。
大事なのは、今自分が何をしたくてそこにいるかということを理解することだと思っています。」
子育ての真っ只中で、同じ場所で足踏みしているような感覚だった時にとてもはっとした言葉で私はとても自由になれた。
1つのセリフと心の中にある言葉が繋がって、
本気で悔しがる、も楽しんでいると近い言葉のように感じた。
きっと存分に心を動かしている今日は長男の幸せな記憶の1ページになる。
といいなぁ。
写真は、春に息子と見た東京の朝。
5時半に起き、乗り鉄しに行く息子を見送ったときの景色。