新型コロナウイルス感染拡大を抑止する出入国制限やロックダウンなどの対策により、

環境汚染が改善しているとのこと。

この後経済が戻っていく時に同じ事が起きない様に、どの様な軸を持って物を選択していくのか。

それは生き方そのものを考えることと似ていると思います。

私は美容を仕事にしているのでその視点から書いてみようと思います。

突然ですが、
フランキンセンスという精油は木の樹脂から
採れます。
木の幹に切り込みを入れて樹液を滲み出したものがフランキンセンスになります。

切り傷だらけで再生する暇もないほど消費されている現実がありますが、
エチオピア地域の大きな収入源となっているのも事実。

青いボトルが目印の
ニールズヤード レメディーズは、
オマーン産の上質なフランキンセンスの精油を持続的に供給できるよう、年間5000本の植樹を続ける10年プロジェクトを始めています。
労働環境を見直し、現地のコミュニティと共同で原料のフランキンセンスを守る活動も始めました。

その選択をすることで肌だけでなく、
自分を取り巻く周りの世界がどんな風に変わっていくのか。

そこまで伝えていけたらと原材料を選び作る様になり、考える様になりました。

出来るだけ循環させること、
継続可能なのか、
継続させるには何が必要なのか、
生産背景や労働環境も見つめ原材料を選ぶこと。
容器は再生可能なガラスやアルミのみにする。

私に出来ることはそんな小さなことですが、
それらは品質に繋がり理にかなっているのだとこれも作り始めて知りました。
ガラス容器は精油に反応しないし、
きちんと選んだ成分で作った化粧品は
排水口とかも汚れないんですよ。
お掃除も減りました。

成分を目にする機会、
自分が作るという経験から興味を持って
それぞれの取り組みを見てメーカーから化粧品を選ぶ、というのも私の考える良い流れです。

化粧品は自由で楽しくあってほしいし、
毎日使うものだからストイック過ぎると続かない。
手作りが苦手な人もいる、面倒な人もいる。
それぞれの環境の中で、ライフスタイルの中で既製品から選ぶ時も何を思い、選ぶのか。

化粧品の正しい選択が、自分の肌だけでなく環境や社会を変えられると信じています。

有名メーカーもそれぞれにエシカルな取り組みがたくさんあります。
この機会に調べてみても。