Holistic Treatment Salon Riziere

Riziere is an all-hand beauty salon.
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ファスティング 後編

 

③回復期

単純に「酵素ドリンクを飲む」というシンプルさと食事の時間短縮と、ある種の楽ちんさから脱した回復食。

 

本格的に

何を食べるのか?

どう食べるのか?

その問いと向き合う時間が増えました。

 

私としてはこの回復期が一番悩みました。

 

食べることができるという状態になって

自分の体調を見ながら家族の食事を作りながら自分のメニューを考え作ると言うのは私には難易度が高めでした。

それだけセオリー通りには行かなかった自分の身体。

今回チャレンジしたファスティングのプロセスとしては、

酵素ドリンクを飲み、低血糖を防ぎながら準備食と同じような内容で食事をゆっくり身体に入れていくやり方。

 

しかしながら、2人の子供を追いかけるには

準備食の内容では断食明けはパワーが湧かずエネルギー不足を感じて

人間相手、仕事量は調節できない仕事(育児)。

さてどうしようかと。

育児と並行しながら、今回の自分の食事や身体のことを考えると頭がぱんぱんになってしまいました。

(個人差あると思いますので参考までに)

 

久しぶりに食事日記をつけ、足したり引いたり観察しながら(記録しないとすぐ忘れちゃう。汗)

食べるものを考えていきました。

 

食事日記には食べたものと時間、お腹の様子、運動量、便の状態などを書きました。

 

結果、この期間で一番大切に感じたことは、

セオリーにはとらわれないこと

でした。

 

飢餓状態なので、

まず栄養素を重視して補給していく考え方や

吸収率が上がっているためダイエット目的なら一般的に言われている重湯やおかゆは避けた方がよい考え方など調べるとたくさん出てきます。

 

また、不溶性食物繊維や発酵食品を摂り

腸の掃除や排泄を促しながら進めていくことがどの食べ方においても大方基本として書かれているけれど

 

例えば私はきのこやわかめに消化がかかるようで、それらを意識して摂ると

便通が滞ったり満腹感が強くなり他の栄養素を摂りにくかったりしました。

 

量を調整して、レタスなど生野菜の食物繊維は大丈夫だったのでそれらをよく噛んで食べました。

 

動物性タンパク質(肉、魚など)も消化に時間がかかるため、回復期は本来後半から少しずつ食べるものですが

家族の食事から一口お肉や魚を食べた時に、

私は炭水化物や主食となるもの以上に少量でも力が漲る感じがして、早い段階からよく噛み取り入れることにしました。

 

消化酵素を出しやすいもの(パイナップルやキャベツ、レモンなど)と組み合わせたり、

先に酵素を摂ったり(サラダや生キャベツを最初に食べる)をしながら、

植物性タンパク質(大豆、大豆ミート、豆腐など)もはさみながら食べるようにしました。

胃に負担がかかるので油は控えた調理法は意識しましたが、タンパク質をしっかりめに摂ることで動ける体になっていきました。

 

自分の持つ消化酵素や腸の長さ、

それぞれに身体の持つ得意不得意があり自分のオリジナルな身体にオリジナルの食べ方を

作っていく。

 

基本の知識は持ちながら、自分の体と対話しながら組み立てていく。

 

これはスキンケアの組み立てにも通じることだなぁと。

 

ファスティング明けは、自分の元々持っている身体や内臓の機能や肌質を観察する良い機会だなと思います。

自分の想像以上に一般論が当てはまらないことが多かったし、まだまだ観察は続けています。

 

最後に、全体を通して良かったことは

とにかく期間中睡眠の質が上がり朝早くすっきりと目覚めることができたこと。

 

内臓を休める事の大切さを感じました。

 

これが楽しみで、気持ちが良過ぎて6日間続けられたと言っても過言ではありません。

 

眠っている間に腸も動いていたら、休む暇がないもんなと。

 

ある程度意識して夕食は軽めに早めの時間にしていたつもりでも、空腹に対しての何か罪悪感が以前はありました。

 

完全なる空腹からの睡眠を体感したことで、

その罪悪感や心配が消えたことも大きい。

 

今は、できるだけ眠る4時間前に食事を終えたり(消化が落ち着いてくる時間の目安)

 

タンパク質や脂肪はもっと消化に時間がかかるので腸の大掃除が始まる時間に合わせ眠るまでに、7時間空ける一日2食もトライしてみています。

 

やっぱり、心身全体の調子が良くなるので

睡眠の質が良くなることにやはりかなり腸は影響していることを実感中。

 

他には、

かかとが柔らかく滑らかになった、

胃の底を感じ、満腹手前で止められるようになったことが嬉しかったことでした。 

 

満腹手前が前は分からなかったように思います。

白か黒か、みたいな。笑

 

本当にそれが食べたいの?

という自問が常に湧くようになったことで、

自分との対話が始まり

それ自体もとてもセラピーだなぁと思うのですが、問い掛けることで体の意識も取り戻していく感覚がありました。

 

気がついたらそろそろお腹いっぱいになりそうだなと体が教えてくれる感覚に。 

 

本当に食べたいというピュアな身体の声を聞き、

食べるという時間や食べたい物を 

自分にあげられている感覚が最近あります。

なんだかそれは、自己肯定感にも繋がっているような。 

 

食べたもので人は作られること、を身をもって感じた貴重な経験。

 

サポートしてくれたなっちゃんを始め、

一緒にコミュニケーションを取り進めたお友達やチームの皆さんに心から感謝です。

十人十色なのでとても参考になり、

また励まされました。

ありがとうございました。

腸と睡眠やホルモン、メンタルの繋がりをもっと知りたい。

対話を続けて、自分を大事にしていくことを続けたいなぁ。今、そんな風に思っています。

 

写真は鶏手羽を豆や野菜とことこと煮たものとサラダ。

味を変えていけるスープ類は家族ご飯にも便利。

トップ写真は酵素たっぷりのサラダ。

ミキをドレッシングに使うことにハマってます。

程よい酸味でいい。

なっちゃんのyoutubeを見て作り、今も続けています。