美しい景色に

毎朝窓を開けると感動します。

 

あと数日で葉は落ち、

毎日枯葉を掃き集める時期に入ります。

 

枯葉を集める時、

寒さでぴーんと張り詰めた空気の中

数日前まで視線の先にいた美しい葉の一年の終わりを、掃いて集めてまた掃いて。

 

目で肌で音で

全身で感じて

とても満たされた気持ちになります。

 

1回に3袋並々といっぱいになる葉っぱたちに

最初からそんなふうに思えていた訳でもなく。

 

この家に住んで、一年一年育った大切な気持ちだなと感じます。

 

 

窓を開けて、空気を吸い込んで

ただ目の前をじっと見つめると

大抵またその一日が新しく、始まります。

 

けれど、そうなれない日もある。

 

世界は美しいんだなと何度だって思いたいし信じたいなと思うほど、毎日生きていると色々なことがある。

そんな時のために、気分を変える様々なスイッチを日々探しているように思います。

枯れ葉を掃くという行為は今、

そのスイッチの一つかもしれません。

 

書きながら、

木々と良い付き合いができているな、

一緒に生きているな、と感じています。

癒され、励まされ、守られ。

こうやって、淡々とした時間の積み重ねを続けていきたいなと思う12月です。