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小さな社会でできること
連日報道される台風19号の爪痕。
書いて良いものか迷いながら、
やっぱり今一番心揺さぶられている大きな出来事であり、
幼い頃父の転勤で目にしていたせいか
千曲川の光景は特に目に焼き付いて離れない。
そしてやっぱり8年前の震災を思い出す。
東京でまだ働いていて
当時安定期に入ったばかりの妊婦だった。
夜20時過ぎ、奇跡的に動いた一本の地下鉄に飛び乗りいつ止まるかわからない満員を超えた電車の中でお腹を守りながら思った。
自分は自分で守るしかないんだと。
誰もが下を向いて同じ方向に向かう見たことのない目の前の光景にいろいろな感情が巡った。
時間が経って今は、自分を守ってこそ誰かに手を差し伸べられると思ってる。
倒れたら何もできない。
守れない状況なら勇気を出して声を上げたいと思う。
このページをたまたま読んでいて、育児の本だけれど夫婦の本でもあり、それは社会の本なんだと気がついた。
家族は社会の最小単位だと思っていたけど、改めてこの本の中身がそんな風に響いてくる。
天災はこの先無くならない。
台風もサンゴの育成には必要だと今回知った。
必要なところには必要なんだと。
生かされていることを忘れずに
駆けつける支援はできない代わりに
身を守るすべ
助けを周りに求められる素直さと勇気
得意不得意を自分にも他人にも認められる強さ。
だから助け合うんだよってこの本の様に目の前の子供達に教えていかなければ。
できることある。
やらなきゃいけないこと、たくさんあるんだってやっと少し顔を上げられた今日。
以前にも紹介したヨシタケシンスケさんの「ヨチヨチ父」より。