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想像力と思いやり
本は、優しく平等だと思う。
その時の自分に響くことだけが
きっと自然と入ってくる。
押し付けがましくない。
でもすとんと落ちれば優しい気持ちになれたりする。
励まされたりする。
笑えたり、元気が出たりする。
泣いてスッキリしたりもする。
読みたい時に読める。寄り添ってくれる。
紹介制のサロンでもwebを作ったのは
それが理由の一つにある。
サロンに来られなくても、開いたらちょっと息抜きできる。
そんな場所になったら。
私自身が、一人目の孤独な育児や
夜中の授乳で眠れなくなった時、
子供としか会話してないなって一日、
片手で開けるwebの世界にどれだけ救われたか分からないから。
笑える男の子育児の四コママンガは、今でも読む。
よく、育児中に携帯をいじっていると
白い目を向けられると聞く。
確かに危ないときはだめ。
でも、そのママ(もしくはパパ)に広がっている世界を少しだけ想像してみて欲しいなと思う。
お昼寝前に公園に連れて行きたいな、でも雨が降りそう→天気予報チェックと帰りに済ませるtodoリストをスマホでチェック
夜泣きでクタクタ、でも体力発散しないと昼間も寝ないから外に来た→帰りに買う夜まで乗り切るための甘いおやつのリサーチ
なかなか寝なくてやっと寝た…→癒される動画をチェック
なかなか一人の時間がない→息抜きネットショッピング
かもしれない。
スマホをいじることに限らず、
置かれている状況に想像力を持てたら
これまた育児に限らず優しい世の中になるのになと切に思う。
育児の話って実はとても難しい。
子供は本当にみんな違うし、育てている環境も違う。
私は育児はその人の立場になってみなくては
分からないことの極みだと思う。
だから、
同世代の子を持つ母親同士だって分からないことはあるし
互いに想像力を持てたら結構トラブルは減るんじゃないかなと思っている。
光と陰はセット。
同じような経験をした友人を救えなかった
経験もあって、今でもまだまだ母親が主導の
ストレス過多になりやすい育児に
寄り添うことについて未だ考え続けている。
育児に正解がないように、
これまた答えがないのではないかと思う。
何が助けになるかは人それぞれ。
過ぎ去ってしまうと、大変だったことは忘れてしまうと母を始め先輩は言う。
でも大切な人たちが今この瞬間、
孤独の沼に落ちないようにしたくて
動きたいと思った。
寄り添いながらみんなで前向きな気持ちで
今を過ごせたらいいと思った。
だって今の積み重ねが未来。
30代くらいから女性の人生は枝が
色々な方向に向かって分かれてくる。
隣の芝も青く見えやすい。
負の感情の根本は孤独だなと実感している
今、自分を大事にしてほしいと思った。
みんな、闘っている。
今が一番近い目線で
大事なことを忘れずに寄り添えるのではないかと思いこのタイミングでサロンを始め、webに世界を持った。
我が家のボーイズたち
(繊細で頑固な長男とおサルのジョージのような次男)のことも
これを読んで、
こんな育児もあるんだな、
こんな子もいるんだなーと
誰かを思いやれる想像力に繋がったら
いいなと思うので時々書いていこうと思います。
写真は、
サロンに置いてある本の中でも
手に取る方がとても多い本。
「ヨチヨチ父」は、笑いながら旦那さんにも読んでもらいやすくおすすめ。