- COLUMN
- 四季の不調について
足りないものを見つけて補ってみる 〈鉄分編〉
6月。
雨のせいかな。気圧のせいかな。
気力がなんとなく湧かない。
不調の理由さえもはっきりしない。
そんな言葉を良く聞く季節。
セルフケアの一環として、
引き続きのおうち時間を前向きに。
初めて食事日記をアプリでつけてみていました。
入力すると1日の摂取栄養素が出てくるので、
3日つけるだけでも自分の食生活の傾向が分かります。
「傾向がわかると対策が練りやすい」ということで今までのやり方をちょっと更新。
ただなんとなく、ではなく足りないものを把握し確実に効率よく埋めることで体の違いをすぐに感じられることは想像以上に楽しいです。
変化の楽しさは、続けられるコツ。
女性に不足気味な鉄分と食物繊維をピックして今回は鉄分にまつわるおすすめなもの、5選を書いてみます。
二人のモンスターボーイズを日々相手にしているので、その中で続けられている厳選5つ。
①鉄鍋
②骨つき肉スープ
③サプリ
④おやつ(プルーン、なつめなど)
⑤食べ合わせの本
一つずつ、書いていきます。
①鉄鍋
料理するだけで自然と鉄分摂取。
重たいので、鉄瓶や片手でギリギリ持てる小さめの片手鍋が個人的にはおすすめです。
毎日使いたいから。
お水も柔らかく、まろやかになります。
白湯も美味しい。
②骨つき肉のスープ
漢方の食養生において血を増やす食材として
代表的な鶏肉。
特に烏骨鶏は有名ですが、
韓国映画でも丸ごとさばきことこと煮て産後の食養生にあてる様子を目にしたほど女性の体ケアにはポピュラーなもの。
骨の部分が血を作る力が高いので骨つきの手羽元をお水と火にかけ、参鶏湯にしたり
スープとして1日目はお塩、2日目はトマト、3日目はカレーにしたりして週に1回ほど食べています。(前にも書いたかもしれません。よく登場)
少しとりわけてスープを冷凍し、一人ご飯のランチにご飯を入れて食べたりも。
鉄分を増やすというより、
「血そのものを作る、増やす」という意識を持つと鉄分に加え血流もアップするので肌や体調にも相乗効果。
私は体温が次男の産後から0.5度(36.1→36.6)アップしているのですが、
熱産生の元である筋量の増加の次にこのスープを中心とした食の改善だと感じています。
色々な食の考え方がありますが、マクロビオティックやビーガン、
それなりに20代から試してきて月経を軸にした生活、まさしく「血液」を心身のバロメーターにしているその観点からすると
(月経は月に一回自分の内側を必ず確認できる素晴らしい機会と捉え)
肉や魚の必要性と薬膳や和食、東の食べ物が私の体には合っていて日本人のお客様を見ていてもそう感じることが多いです。
(一方で私は漢方薬はあまり合わないので、
ハーブや精油に興味が向かっていったところがあり個人差はあること前提で)
元々、腸の長さが肉や乳製品メインの食事スタイルの西洋の方に比べとても長い私たち。
ゆっくり消下の道を辿る仕組み。
胃の形も違います。消化が良く、あっさりとした食事は理に叶ってるとも言えます。
(食事が先で身体がそれに順応してきたのかもしれないなと考えたりも)
でも、美味しいものは思い切り楽しみたい。
だから食べ方やリセットを学ぶ。
ストイック過ぎると続かないですしね。
ちょっと話は逸れますが今、
鉄分やタンパク質は植物性のものより肉や魚から摂ることを様々な面から私は選んでいますが(選ばせてもらっていますが)、
今後子供の成長や居住環境の変化や
地球の環境変化により変えていくかもしれないなぁと漠然と思ったりしています。
子供の学校の課題に動物性タンパク質が登場すると考えさせられることが正直たくさんあります。
最近の吉川ひなのさんの著者でも書かれていましたね。
参考図書やおすすめドキュメンタリーも載っていて、彼女の学ぶ意欲をビシバシ感じました。
現状では経験からここでは②をおすすめします。
③サプリ
サロンでお出ししている
出雲大社の参道にある堀江薬局さんの漢方紅茶。助産師の姉に薦められてから飲み始め5年。どの製品も質が良く、美味しく、気が良いと感じています。
先生の言葉も優しく厳しく笑い有りで、
心に寄り添ってくれるものが多く
メンタルにも負担がかかりがちな
不妊治療中の方には必ずご紹介しています。
飲み始めた海命丹という牡蠣のエキスたっぷりのサプリは私には合っているようで、疲れにくくメンタルも体も安定する感じがしています。
実は、サプリを継続的に飲むのは人生で初めて。経過をみていきたいと思います。
サプリは原材料の確認を。何から鉄分が採取されているのか、じっくり見てください。
④おやつ(プルーン、なつめ)
選ぶポイントは美味しいこと。
以上。笑
糖が元々多い食べ物が多いので、できるだけ素材そのままを探すこと。
カフェインが吸収を妨げるので、コーヒーなどをどうしても一緒に飲みたい時は30分以上空けるようにしています。
インスタに載せたおやつも、なつめとアーモンドのみですが意外と総カロリーは多め。
今のお気に入りはドライプルーンとナツメアーモンド。ドライプルーンは、スムージーに入れたりお料理のソースに甘みの代わりに入れたり、日持ちもして意外と便利食材なので常備しています。
⑤食べ合わせの本
鉄分を摂ると気持ちが悪くなった経験てありませんか?
私はあります。
だからサプリもその対策の一つなのですが(サプリは天然成分で鉄分以外の成分も複合的に入っているため大丈夫でした)
もう一つ。
鉄を取り込む時に葉酸やビタミンB6やC、タンパク質が重要な働きをします。
昔より野菜一つ一つの栄養価が下がってる今食べ合わせも重要。
なので、見やすい本をキッチンの手に取れる場所に。
夕方は忙し過ぎるのでぱぱっと開けて見つけやすさ重視。
具体的によく作る料理は(料理と言って良いのか…)
○お肉や魚(タンパク質)
○生のほうれん草(鉄分食材ならなんでも)
○フルーツやミニトマト
○レモン、オリーブオイル、塩、
サラダみたいに一皿にまとめるメニューをよくやります。
一皿でボリュームが出るし、一人分も作りやすい。炒めても良いけれど、私は脂質も取り過ぎる傾向にあるので(アプリで発覚)
たとえ良質なオイルでも今は控えめに。
(そのくらいがちょうど良いみたいでたまに出る湿疹が無くなりました)
ちなみにほうれん草は冬が旬ですが、冬のほうれん草には夏のほうれん草の4倍以上のビタミンCが含まれているそう。
じゃあ冬のほうれん草は色々食材に気を遣わなくても結構Cが取れちゃうな、よしよし。
なんて考えたりして、「旬」の栄養価は凄まじいので、そんなことも少し開くとふむふむ、と確認できたり気楽になったりして本はおすすめです。
私はこちらを。
冷え、眩暈、月経痛、自律神経、メンタル、
お悩み全てに鉄分は関係しています。
何か一つでも日々に役立つことがありますように。