今をときめくMrs. GREEN APPLEのライブツアー『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』を映画館で観てきました。

(HPより抜粋)

昨年の12月から今年の３月まで行われていたMrs. GREEN APPLEのライブツアー『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』。

白いアイテムを身につける“ドレスコード”が設けられたり、“ネタバレ禁止”が徹底されるなど、異例ずくめとなっていたこの伝説のツアーが、新たな映像を加え、完結版とも言える形で映画化！

本作は本格的な音楽劇としての表現方法が取り入れられ、全演奏曲が新たにアレンジし直された。Mrs. GREEN APPLEが奏でる楽曲が、観た者のひとりひとりの琴線を震わせ、真っ白なホワイトラウンジに感情の糸を紡いでいく。

 

 

 

 

 

 

とにかく歌声が好きで、言葉を話すように気持ちを吐露するように歌う様子に引き込まれてしまっている近年。

 

今回観たそれは映画を見るというより、

観劇をする

というものでした。

 

素晴らしい歌声と音楽に、

ものすごく栄養たっぷりの何かを食べているように全身が隅々まで満たされていくのを感じたひとときでした。

 

天才の頭の中が見たくて観に行ったはずなのに、私の頭の中を逆に覗かれて感情を搾り取られ映し出されているようでした。

 

でも、終わりに近づくにつれ

それは彼そのものなんだと感じるようになりました。

 

一人の人間がそこにいて

華やかなステージの直後、

きっと日常のふとした時、

孤独になったり悲しみを思い出したり

「自分の中の自分」を感じてしまったり

相手に求めたり

そんなことを繰り返しながら

そしてその繰り返す自分と人間に呆れながら

明日を信じてものづくりをしてるんだなと私には感じられました。

 

明日がどうなるかなんて誰もわからなくて、

事実らしい事実なんてこの世の中にはないのかもしれない。

 

自分が選ぶことには自由がある。

でも、時折孤独に負けそうになります。

 

 

「きれいなままで擦れることなく自由でいて

そうすれば、きっと巡り会える」

 

「私色で彩って
誰とも比べないスタンスで
ある日突然花が咲いたらラッキー」

 

 

歌詞が今も頭から離れません。

 

(ちょっと自分の名前が好きになっちゃったもんね)

 

何を信じて

どう生きたいか

何を大事にしたいか

どんな言葉を口にしていきたいか。

譲れないものは何なのか。

子供たちに伝えたい事は何なのか。

 

孤独がスーッと消えると同時に自分で自分を抱きしめました。

暗がりでそうっと。

 

日常だけど、非日常で非日常だけど日常な

貴重な体験でした。